
食べ物や泥はねなど、洋服に染みをつけてしまう原因というのは色々な可能性を考えることができます。こうしたものの中でも特に注意しなければならず、かつ染みがつきやすいものとしてあげられるのが「血液」です。
血というのは当然ながら誰の体にも流れているものですし、擦り傷や切り傷というのは予期せぬものであることがほとんどです。ですから他の染みと比べて血液の染みというのは気づきにくく、しかも付きやすいという特徴があるのです。
血液はただの液体ではなく、タンパク質を含んでいます。ですから洋服やカーペットなどについた時にはすぐに染み抜きをする必要があります。
タンパク質と言うのは時間が経つと硬化する特性があり、時間が経過すればするほど落としにくくなるということなのです。
また時間以外にもタンパク質を固める力を持つものがあります。それは「お湯」です。ですから血液の染みを落とすときには絶対にお湯ではなく水で染み抜きをすることが重要なのです。
血液がついてしまった布の裏側にあて布、なければティッシュペーパー等をあてて、上から水で濡らした布などでトントンと軽く叩くことが染み抜きの第一ステップになります。
あくまで軽く叩くだけに留めるのがポイントです。それでも落ちなければ洋服用の漂白洗剤などを綿棒などにつけて叩くことになします。色落ちする可能性もありますからまずは目立たないところで試すことをおすすめします。
これらをしてもなお跡が残ってしまうようであればクリーニング等にだすことになります。血液の染みはすぐに手を打つこと、これが何よりの重要ポイントです。
関連記事




タグ:血液