
衣類にシミを付けてしまいやすいシーンとして食事中があります。ソース類がはねたり、食べこぼしたり、シミを付けてしまった場合は、キレイに落とす為にすぐに対処するのがポイントです。
応急処置として、水やお湯を使ってシミの付いた部分を拭いている方が多いと思います。
しかし、脂分の多いシミの場合は、逆に成分が固まってしまい、シミの範囲を広げてしまいます。
シミが定着してしまいますから、脂分のシミには逆効果です。マヨネーズやドレッシングなど、脂分が多い染み抜きに効果があるのが、薄力粉です。

薄力粉には、脂分を吸い取ってくれる性質があります。この性質を利用する事で、脂分の染み抜きに効果を発揮してくれます。
まずは、シミを付けてしまった部分に、薄力粉を振りかけて、指で撫ぜて伸ばして少し放置します。そうする事で、薄力粉が脂分を吸い取ってくれます。
薄力粉が脂分を吸い取ってくれたら、薄力粉をはたいて衣類から落とします。マヨネーズなどの脂分の染み抜きに、食器用洗剤を使う場合もありますが、食器用洗剤は洗浄力が強すぎる為に、衣類を傷めてしまう場合があります。
その点、薄力粉を使用すれば、生地を傷めずに脂分を吸い取ってくれます。薄力粉を衣類から落とした後は、できるだけ高めの温度のお湯で濡らしたタオルで、シミの部分を叩くようにします。
この時に、ゴシゴシこすると生地を傷めてしまいますから、優しく叩く事が大切です。この方法は、脂分を吸い取る事で染み抜きの効果を発揮してくれる事から、シミがまだ乾かないうちに行なう必要があります。
水性のシミと違い、脂分の染み抜きには注意が必要です。この方法を覚えておけば、間違った応急処置をしてシミを広げてしまう心配もありません。
是非お試しください。
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