
界面活性剤とは
石鹸や洗剤などに含まれている汚れを落とす効果のある物質のことを指します。実はシャンプーなどにも界面活性剤は利用されており、化学的に作られた汚れを落とすもの(合成洗剤)にはほぼ界面活性剤が配合されていると言えるかも知れません。
界面活性剤には種類があり、陰イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤、両性界面活性剤が主な界面活性剤の種類に分類できます。陰イオンは石鹸や洗剤などに最も多く利用されている活性剤で、汚れに吸着してその汚れを汚れが付いているものから引きはがす効果があります。
陽イオンは陰イオンとは逆の効果を持つ活性剤で、マイナスの電気を帯びている物体に吸着して、その物体の柔軟性をアップしたり帯電防止の役割を果たします。リンスや柔軟剤に用いられることが多いため、陰イオンとの併用がお勧めでしょう。
両性界面活性剤は、陰と陽の両方の特性を持つ活性剤で、汚れを落としながら汚れが付いていたものを覆い守るという性質があります。リンスインシャンプーなどが最も有名なところではないでしょうか。洗剤などでも柔軟剤不要といった製品はこの両性界面活性剤を使っているものが多いようです。
それとこれらとは別に非イオン界面活性剤と言うものがあり、最近利用が増えているようです。これはイオンを持たない活性剤のため、水の種類や温度、硬度などに左右されないという性質持っているため、陰イオン活性剤などと組み合わせて使用することで洗浄効果をアップさせることが出来る活性剤です。
このように活性剤にも色々な種類や効果がありますから、洗剤などを買う時には比べて買うほうが良いかもしれません。
注意事項
界面活性剤を含む合成洗剤は汚れを落とす反面、手の皮脂も落としてしまい手荒れの原因となってしまいます。

・洗剤の使用する量は必要最低限に!
・水仕事前にはハンドクリームを塗り皮脂が水で流されないように守る。
・長時間作業する場合は「炊事用手袋」を使用する。










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