
「ガンコなシミ」の代表格とも言われているのが「赤ワイン」。赤ワインには大量のポリフェノールとタンニンが含まれており、この天然色素が一度付いてしまうと、繊維の中にしっかりと留まってしまいます。
実はこのポリフェノールという成分は天然素材の「染め物」にも利用されるほどで、多少の水分や洗剤等では落ちない強い色素なのです。
赤ワインは洗剤や漂白剤で落としても色素が消えず、うっすらとした赤か紫、使用した洗剤によっては黄色いシミが残ります。お気に入りの服にシミが残ってしまったことで、泣く泣く手放そうとしている人も多いのではないでしょうか?
クエン酸

このような赤ワインのシミに効いてくれるのが「クエン酸」。レモンなどの柑橘類、梅干しにも含まれる成分で、クエン酸のみを生成したものが薬局等でも販売されています。
非常に少量でも強力な酸味を付ける成分ですが、その水溶液は弱酸性。シャツの黄ばみやシミの色素に対する漂白効果を持っているのです。
クエン酸を染み抜きに使う場合には、スプーン1パイのクエン酸を10倍〜20倍の水で希釈し、5%〜10%程度のクエン酸溶液を作ります。
シミの範囲が小さい場合にはスプレー容器に溶液を詰め、その範囲にのみクエン酸溶液をスプレーし、シミ全体に行き渡らせます。
シミの数が多かったり、シミの範囲が広い場合には溶液を洗面器等に作り、生地全体を浸すようにしましょう。
なおクエン酸溶液で生地の地色の変色が起こる場合もありますので、予め目立たない箇所にスプレーし、色落ち・変色が起こらないか確認した方が無難です。
クエン酸溶液に10分〜30分程度浸すことで、色素が中和されて溶け出します。シミが取れたら中性洗剤でやさしく洗い、十分にすすぎましょう。
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酸性の働きでガンコな汚れを分解・中和しよく落としますキッチン用の環境洗剤(エコ洗剤)です。
注意事項
塩素系の製品と一緒に使う(まぜる)と有害なガスが出て危険です。
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普段からよくお掃除に重曹やクエン酸を使っています。安心して使えるし、汚れがよく落ちるので重宝しています。年末の大掃除にぜひ『暮らしの重曹』と『暮らしのクエン酸』を使用して効果を実感してみたいです。 http://t.co/kAoZA8xNVd
— アオアオ (@halulife) 2014, 12月 8










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