
タンスやクローゼットにしまっておいたワイシャツやシャツ。着ようと思って取り出してみたら、襟に黄色い染みができていた、なんていうことがよくありますよね。
さて、この黄ばみ、その予防法と落とし方についてご説明しましょう。
黄ばみの原因は、襟にしみ込んだ汗です。シャツなどについた汗の汚れは、ご家庭の洗濯機で洗剤を入れてしっかりと洗ったとしても、完璧に落とすことはできません。
洗濯機での洗濯は水洗いですが、シャツの生地にしみ込んだ皮脂が水では落ちないからです。
そして、このとき生地に残った皮脂が酸化して、黄ばみとなるのです。黄ばみを予防するには、襟や袖にしみ込んだ汗(皮脂)をしっかりと落とすことです。そのコツは、食器用洗剤を使うことです。
洗濯機に入れる前に、食器用洗剤を襟や袖、脇といった気になる部分に塗り、軽くもみ込むように洗います。
食器用洗剤のコマーシャルでは、油汚れがどれだけ落ちるかということが宣伝されていますが、食器用洗剤の油汚れに強い性質を利用して、皮脂も落としてしまおうというわけです。
普段の洗濯では、このようにして黄ばみを予防しましょう。シャツに黄ばみができてしまった場合は、酸素系漂白剤を使って洗います。
45度くらいのお湯に酸素系漂白剤を溶かし、その中にシャツを入れ、1時間ほど漬け置きしておきましょう。
色物のシャツの場合は、裾の方だけを10秒ほど試しにつけて色落ちがしないかどうか確かめてください。
問題がなければ、そのまま漬け置きしましょう。
酸素系漂白剤は薬局などで手軽に購入できます。ぜひ、お試しください。