
お気に入りのワイシャツなのに、うっかりボールペンのインクが付いてしまいショック…。ボールペンの芯が出たままで気づかずに胸ポケットにさしてしまい、シミが…。
そんなことはありませんか?そのまま何も処置せずに洗濯してしまうと、インクのシミが広がってしまい手遅れに。新しいシャツに買い替えなくても、ボールペンのインクの染み抜き方法をご説明します。
ボールペンのインクの種類について
ボールペンには、油性と水性、それにゲルインクの3種類があり、それぞれの種類によって染みをつけてしまった時の対処方法が異なります。
ゲルインクの場合は、衣類についてしまった染みを落とすのは非常に困難です。
水性のインクの場合も、家庭で落とすのは難しいんですが、油性のインクであれば比較的簡単に家庭でも染み抜きをする事ができます。ですから、仕事で使うボールペンは油性の物を選ぶ事と、いざという時にも安心です。
ボールペンの染み抜き剤を作り
・薬局などで市販されているような消毒用のエタノール
・台所用の洗剤
この消毒用のエタノールを同じ量だけ混合します。
染み抜き作業
ボールペンの染みがついた箇所を裏返して、下にペーパーやタオルなどを敷いて、直接ボールペンで染みになった箇所に当てます。
先に作っておいたボールペンの染み抜き剤を、染み抜き棒や綿棒につけて、上からやさしくトントンとたたいていきます。
そうすることで、染みついたインクを下のペーパーやタオルなどに移すことができます。スレや脱色などが、衣類によっては発生することがあるため注意することが必要です。
注意することは、衣類でスレが生じやすいようなものの場合には、やさしく綿棒や指などを使って染みがついた箇所をやさしくほぐしていくことが必要です。
また、歯ブラシなどを衣類によっては使うこともいいでしょう。次に、染みがついた箇所を蛇口などの水で簡単にすすぎます。
輪ジミなどがあった場合には、洗剤をつけた後もみほぐしましょう。最後に、ボールペンの染みが取れた場合には、衣類に適した方法でそのまま洗濯します。
理想的なボールペンの染み抜きというのは、基本的に洗濯する前に行うことが必要です。洗濯した後に乾燥をすると、ボールペンの染み抜きができにくくなるためだからです。
最後に染み抜きをする前には、必ず色落ちしないかどうか、目立たないところで必ずチェックしてから始めてくださいね。