
夏になるとワイシャツの襟の汚れが酷くなります。黄ばんで染みになったり黒ずんできたりします。普通に洗濯してみても洗浄力が及ばないのか、染みが残ってしまう事も多いですね。この襟汚れの原因は、皮脂なのです。毛穴から出る皮脂の汚れは、夏場の汗を多くかく時期になると悪化します。
汗の量が多いとその分皮脂が出ますから、そのままにしていくと酸化して襟元が着色されてしまうのです。加えて、加齢が進行すると老廃物が汗に混じり多く分泌されますので、汚れの質も悪くなる一方なのです。普通に洗濯していても埓があかないのでワイシャツを何着も無駄にしてしまっている男性も多いかもしれませんね。
重曹とレモン汁で汚れを落とす方法
クリーニング店に持っていき、プロに頼む方法もありますが、1枚あたり数百円もかかるので、毎回毎回というのは現実的ではありませんし、経済的でもありませんね。しかし普段の生活の中で、ワイシャツの襟を自力で染み抜きすることは、実は可能なのです。
是非、今日からでも試して欲しいと思います。用意するものは、重曹とレモン汁のみです。まず、重曹を少量の水で溶かして、襟に練り込み、歯ブラシなどでブラッシングします。重曹は脂分を浮かせることができますので、襟の皮脂を浮かせましょう。
それだけではなく重曹は分解もしてくれます。その後、レモン汁を襟にたらします。レモン汁の場合は、クエン酸が更に洗浄力を強化してれますので、重曹とレモン汁さえあれば、かなり心強いはずです。ここまでやったら、あとは洗濯機に入れて普通に洗濯してもらえれば大丈夫です。ここまでやれば、まるでクリーニングに出したように、白い襟に戻っていることでしょう。
頑固な黄ばみや黒ずみにはレモン汁で煮沸するといい
しかし、それでもまだ汚れが残る場合は、レモン汁で煮てしまうのが効果的です。重曹で襟の皮脂を分解したあと、重曹を水で洗浄して丁寧に取り除きまます。その後大きな桶に水を張ります。
桶の中にレモン1個分のレモン汁を絞り入れて、じゃぶじゃぶ洗った後に、大鍋に桶のレモン水ごと移し替え、ワイシャツを煮沸します。こうすれば、頑固な黄ばみや黒ずみでさえも、一網打尽にできるはずです。時間にしたら、10分程度で見違えるように綺麗になります。
そして、レモンの匂いなどを消すためにも更に洗濯機で通常通りに洗えば、出来上がりです。頑固な汚れが気になる場合は、荒療治も必要なのです。少し手間が掛かりますが、効果は高いのでしつこい汚れの場合には試してみてください。
💡ワイシャツや子供の制服の襟の黄変を落とすワザ