
コーヒーのシミというのは、ブラックであればすぐに対処すれば落ちやすいもの。また少々時間を置いてしまっても、中性洗剤を叩き込む程度でシミ落としをすることができます。
「そんなこと無い、コーヒーは落ちない!」と思う人が多い理由は、実は「ミルク」にあります。
特に現在人気のある泡がたっぷりと乗ったカフェ・ラテ、カプチーノ等の類の場合、まず最初に落とすべきは「ミルク」の成分なのです。
コーヒーに入れられているミルクは脂肪分が高い上にタンパク質が豊富に含まれているため、通常通りの水洗濯をしてしまうと凝固してしまいます。まずはこのミルクの成分を分解させましょう。

ミルクを分解させるのに効くのは、酵素入りの洗剤。でも通常どおりに使うだけではタンパク質が分解しきれないことがあるので、ちょっと一手間をかけます。それが「おしぼり」と「ラップ」。
洗剤をシミの部分に含ませたら、布地のに熱いお湯に浸して絞ったおしぼりを当て、上からはラップをかけます。こうすることでシミの部分の温度が高い状態を維持し、タンパク質をゆっくり、しっかりと分解できるのです。
放置する時間は通常20分〜30分程度ですが、落ちにくい場合はおしぼりに再度湯を浸して絞り直し、60分程度置くと良いでしょう。
ミルクの成分が溶かしきれれば、あとはいつもどおり中性洗剤でもみ洗いをするだけでOK。なおタンパク質の汚れは時間を置けば置くほど冷やされて固まり、繊維から取りにくくなってしまうので、できるだけ早めに対処をすることが大切です。
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