
子供が学校で文化祭の大道具などを作っていて、うっかり制服にペンキをつけてしまったということはありませんか。
毎日着ていく制服なのでクリーニングに出すこともできません。
そんな時には家庭で染み抜きができないか試してみましょう。
ペンキには水性と油性のものがあります。
どちらのタイプも1秒でも早く染み抜きをすることが大切です。
1.水性ペンキの場合
水性ペンキは油性のものよりも比較的落ち易いのが特徴です。
熱めのお湯を用意して、台所用中性洗剤をつけて、歯ブラシで優しくこすりましょう。
早い段階の染みならばこれだけでもかなり落とすことができます。
2.油性ペンキの場合
油性ペンキは落ちにくく、家庭での染み抜きで完全に消えることはありません。
まずペンキの表面を軽く爪でこすってみて、少しでも表面が剥がれるようならば落ちる可能性があります。
ペンキは繊維の中に入り込んで固まるので、洗い流すことは難しいものです。
当て布をして移し落とすことが基本となります。
染みのついた生地の下にタオルを敷き、ベンジンを付けた綿棒で軽く叩きます。
少しずつペンキが溶けてきたら、歯ブラシで更に軽く叩いて裏のタオルに落として取りましょう。
焦ると生地を傷つけてしまう危険もありますが、あまりのんびりしているとベンジンがどんどん揮発して返って染みが固まってしまうので気をつけましょう。
ペンキの染みの明暗を分けるのは、つけてから2時間と言われています。
それ以上時間が経ってしまい表面が固まってしまうようならば、生地を傷める前にクリーニングに持って行った方が良いでしょう。
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