
私が、フランスにしばらく住んでいた頃に教わった話です。私は、ある日、白いワンピースを着て、友人の家族の夕食会に行きました。赤ワインと食事。フランスでの毎日定番の晩餐です。
赤ワインに弱い私は、ほろ酔い気分でワインのおかわりを注ごうとして、うっかりワイングラスを倒してしまいました。ワンピースには赤ワインがベッタリ。

そのときに、一緒にいた90歳を超えるお婆さんが、とっさに白ワインを私のワンピースに流しました。
そう、赤ワインをこぼした時には、白ワインで漂白されるんです!ビックリするような方法ですが、本当にこぼした直後にできた赤ワインの染みがほとんどなくなりました。
白ワインであれば、高価なものや、未開封のものでなくても、料理に使うような安い使いかけの白ワインでも大丈夫です。
ただし、この方法は赤ワインの色素成分、ポリフェノールが乾いてしまう前のみ有効のようです。
私の場合、ワンピースに大量にこぼしてしまったので、そのまま服に白ワインをかけて、タオルでたたいて染みを防ぎましたが、この方法は、前の日に汚したシャツの赤ワイン染みなどにも有効です。
その場合は、ふきんやタオルに白ワインをたっぷり浸したもので、染みを叩いてください。
ちなみにそれでも微かに残った薄い染みや、時間が経った赤ワイン染みは、染み部分に塩を優しく揉み込み、レモン果汁入りの水でもみ洗いしてあげると染みが抜けるそうです。
それでも取れにくい場合は、ブラシなどで繊維を傷めないように優しく叩いてください。
フランスの「お婆ちゃんの知恵袋」的染み抜き方法。ワイン好きな方、ぜひご活用ください。
京都府 30代後半女性 nijisalasaさんからの投稿
こちらの記事はアンケートによる原稿を投稿しています。タグ:白ワイン