
ジアスターゼが血液染みを綺麗に落とす
大根おろしがあれば、血液染みが綺麗に落とせます。こう言うと驚かれるかもしれませんが、かなりうまく落ちますので、不意に怪我をして衣服を汚してしまった場合や、月経血などで下着を汚してしまったり服を汚してしまった場合には、活用して欲しいと思います。

大根おろしには、ジアスターゼという酵素が含まれています。ジアスターゼはタンパク質を分解しますので、血液を綺麗に分解してくれるのです。元々このジアスターゼは胃腸の中で消化を促進する効果があり、胃腸の薬としても、活躍しています。消化を吸収を促す酵素なので、血液を分解するなどお手の物なのです。科学的根拠も明確なので、心配感も少なく済みますね。
効果的な大根おろしの染み取り方法
では、具体的にどのようにしたら、大根おろしで血液の染みを取ることができるのかと言うことですが、もし血液の範囲が小さいようなら、大根おろしをガーゼに小さく包んで、染みの部分にポンポンと叩くようにして、染みをとります。
あっという間に染みが薄くなるのが体感できると思います。しかしこれでは心もとないので、裏地からも同じようにポンポンとガーゼでくるんだ大根おろしで叩きましょう。この工程を数分繰り返すと、魔法のように血液の染みが薄くなります。血液の汚れが広範囲の場合は、桶の中で大根おろしをそのまま揉み込んでいくと、綺麗に落ちます。
頑固な血液染みの場合には、こうした量の配分も良く考えると、より綺麗に落とすことができます。どうしても、血液染みは、時間経過と共に茶色く変色してしまい、益々目立たせてしまいます。大根おろしを使うことで、あっさり分解できますから、血液染みで困ったときには、大根を購入してみましょう。
タンパク質を落とすのに最適
ここで、ジアスターゼについて、もう一度触れると、ジアスターゼとは血液以外にも、タンパク質が関係した染み汚れなら、たいてい綺麗に落とせます。例えば牛乳の染みや卵の染みなどです。少しくらい時間が経過しても、落とせるのは嬉しところです。
しかし注意しなくてはいけないこともあります。そもそもタンパク質は60度以上の熱湯では、凝固作用があることから汚れが落ちなくなってしまうのです。大根おろしを使用して、染みを取りたい時にはお湯は厳禁だと考えてください。
大根おろしと併用して水分を使うときには、冷水を使用しましょう。特に最後の仕上げにと、濯ぐときにこそ、冷水を使うことを忘れないでくださいね。60度以上となっていますが、ぬるま湯も避けたいところです。
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