
新年会・忘年会や歓迎会、花見など、宴会やパーティーの際に付きやすいのが「酒類」のシミ。ビールの類は香りが強く残るという点も困りものですよね。
また日本酒類は一見すると無色であるため、その場での対処を怠ってしまいがちなのですが、栄養度が高いために時間を置いてから変色し、後からでは落ちないシミになってしまいます。
アルコール類をハネさせたり、零してシミにしてしまった時には、とにかく早めの対策が必須。特に着物やワンピース等の質の良い衣類であれば、できるかぎりの応急処置をしておきたいところです。
着物・上質な衣類のアルコールハネの対処に詳しいのが、お酒を出す夜のお店の方々。実は日本では、昔からこのようなお店で伝統的に使われているある対処法があるんですよ。

それが「タバコ」です。タバコの煙をシミの部分にかけることによって、タバコの成分であるタールが働き、アルコール類の成分が衣類に残ることが防げるとされています。
シミを作ってしまったら、まずは乾いたタオルやハンカチなどで水分を取り、それからタバコの煙を少し吹きかけましょう。煙を吹きかけてから、固く絞ったおしぼり等で叩くようにシミを抜いていきます。
この時、同じ部分で叩いているとシミの成分を吸い取れないので、おしぼり等は2〜3枚用意してもらい、常に綺麗な面で叩くようにしてください。
最近では禁煙・分煙の流れが強いためたばこを吸わない人も増えていますが、宴会やパーティー等の場であれば喫煙者が一人程度はいる可能性が高いです。シミ抜きに協力してもらうというのも一つの手ですね。
東京都 30代後半女性 neko_taさんからの投稿
こちらの記事はアンケートによる原稿を投稿しています。タグ:酒