
汚れが付いたとき、染み抜きをしたときに輪ジミができてしまうことがありますね。
丁寧な染み抜きで汚れそのものは見えなくなったけれど、その周りにじんわりとうっすら丸い輪ジミができてしまって余計気になるようになってしまったという場合、布や汚れの種類によって輪ジミの解消法はことなります。
まず輪ジミというのは、シミ抜きに使った水や有機溶剤等に付いた汚れの残りが溶けて周囲に広がったしまったために起こります。油性のシミの場合は輪ジミができやすくなるので注意が必要です。
水洗いできる布地なら、その輪ジミの部分の液体洗剤を直接つけてなじませてから洗濯すればほとんどの場合輪ジミは解消されます。洗った後に、ドライヤーを離してかけて乾かしましょう。

水洗いできない布地の場合は、タオルを輪ジミの裏に敷いてから、ベンジンを含ませた布でとんとんと輪染みを外に向かってなじませていくようにぼかしていきます。
根気のいる仕事が必要ですが、自然に色がなじむように 丁寧に行うことで輪ジミを気にならないようにすることができます。
溶剤は揮発するので、繊維に残っているのは薄くなった汚れそのものです。だからシミをとるときと同じ方法で何度も行うことが重要です。こすらず気長に少しずつ少しずつやることが大事。あきらめず続けてください。
輪ジミができてしまった!大変だ!とあわてなくても大丈夫です。汚れとその輪染みの種類を見極めて適切な輪ジミを消す方法で何度も繰り返すうちに自然と見えなくなるようになりますよ。